タキタロウ館の展示から

 先週のことになります。タキタロウ館での「山形イワナ地図」展示が11月13日に無事終了しました。展示初日には全開だったタキタロウ館の窓も、最終日には締め切られ、ストーブも焚かれていました。一カ月半という長い期間、展示させていたんだなあとしみじみと思いました。

 イワナは模様や色合いが違っていて面白い!このことはイワナを見たり、釣ったりしたことのある人にとっては常識なのですが、やはりそれ以外の人にはあまり知られていないようでした。その他のサケ科魚類の魅力と合わせて、まだまだ発信の余地があると感じました。

 展示中、ヤマメ地図はやらないの?という声を多数いただきました。ヤマメはイワナに比べて放流由来の個体が多いことが予想され優先度は低いと考えてきました。しかし、今回制作したイワナ地図についても、放流歴を調べた上で天然魚に絞って制作しようとした訳ではありませんし、各河川の現状を記録するという意味でヤマメ版の地図も制作しても良いかも、と思い直しました。前向きに「山形ヤマメ地図」制作の検討を進めていきます。

 見に来ていただいた方々に、様々な気付きをいただきました。ありがとうございました。また、制作に協力してくれた方々、展示に協力してくれた方々、本当にありがとうござました。「山形イワナ地図」作って本当によかったです。今後も当会の活動に活用していきたいと思います。

 タキタロウ館を新たなスタートラインとして、次の活動に向かっていきます!

サケ科魚類研究会

山形県内をフィールドとして活動するサケ科魚類研究会(SSA)の公式ウェブサイト。サケ科魚類研究会(SSA)は、漁業者、行政といった既存の利害関係者ではなく、「魚好き」という新たな立場から、サケ科魚類やそれらが生息する河川を良い形で未来に繋ぐことを目標に活動しています。

0コメント

  • 1000 / 1000