イベント「サケ科魚類の夕べ」を開催しました

2024年2月23日、酒田市にあるSAKATANTOにて、サケ科魚類を楽しみ、考えるイベント「サケ科魚類の夕べ」を開催しました。



まずは、ちぎり絵ワークショップから。

それぞれの感性で。

お子さんを中心に楽しんでおられました。



次に始まったのは流木ルアーづくり体験。

こちらも思い思い削って、

老若男女でオリジナルルアーの制作に励んでおられました。



そして、メインイベント①特別講演「サクラマスの還る川から」。

山形大学農学部に勤務されている渡邉一哉さんより、長年の研究で見えたサクラマスの産卵行動や砂防堰堤スリット化の効果、河川修復の重要性などをお話しいただきました。


渡邉さんの研究フィールドは赤川水系ですが、県内の他の河川でも河川修復の取り組みを広げていきたいと考えておられます。


ぜひサクラマスの遡上する河川を管轄している山形県内の内水面漁協関係者でご興味のある方はご連絡ください。



メインイベント②全員参加型パネルディスカッション。

書籍「サケ科魚類ノートvol.1-山形のサケ科魚類たち-」の著者をパネリストとしつつ、会場全体から河川をより良い場所にするためのアイデア出しを行いました。


少しずつ場が温まり、闊達なアイデア交換がなされました。


皆さんのアイデアから、

・河川を良くするには、河川に興味を持つ入り口となるような、例えば河川観察などを企画していくことが大切。

・釣り人は、河川のデータを収集する主体となり、またそのデータに基づいて意見を持ち発表することが必要。

なのかなあと、(個人的には)思いました。


当会としては河川観察企画を来年度行う予定ですので、よろしくお願いします。



最後に交流会。


魚好きが集まって、ワイワイ話し、あっという間に夜は更けていきました。



イベント全体を通して、様々な交流が生まれ、小さくはありますが様々な面でサケ科魚類や河川を守るにあたっての連帯が生まれたように思います。



今後も、不定期ですがこういったイベントを企画したいと思いました。


またイベントに限らず、いろいろな方と協力してサケ科魚類や河川を少しでも良い方向にもっていければ嬉しく思います。


以上、イベントレポートでした。


※書籍電子版「サケ科魚類ノートvol.1ー山形のサケ科魚類たちー」はこちらからどうぞ。

サケ科魚類研究会

山形県内をフィールドとして活動するサケ科魚類研究会(SSA)の公式ウェブサイト。サケ科魚類研究会(SSA)は、漁業者、行政といった既存の利害関係者ではなく、「魚好き」という新たな立場から、サケ科魚類やそれらが生息する河川を良い形で未来に繋ぐことを目標に活動しています。

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