速報 イワナ地図ニュース


こんばんは。


イワナ地図にまつわるニュースをお知らせします。



ニュースその1 山形イワナ地図2(仮)制作開始


3月に告知した山形イワナ地図2(仮)ですが、参加者が出揃い、それぞれの担当河川も概ね決まり、早速河川での写真集めが始まっています。

↑とある奥羽山系周辺河川のイワナ。

↑とある朝日山系周辺河川のイワナ。


二匹を見比べただけでもすでに楽しいのですが、これから25河川以上×数匹のイワナの写真が集まる予定です。


前作よりも対象河川数こそ少なくなりますが、前作以上のできあがりになることは間違いないと思われるので、楽しみにお待ちください。


完成は早くて年内の予定です。



ニュースその2 「シン・イワナ地図」発表される


サケ科魚類研究会が山形イワナ地図を発表してからは初となるイワナ地図が発表されました。


その名もシン・イワナ地図。

「シン・イワナ地図(解説 山本祥一郎さん)」は山と渓谷社の雑誌「山釣りJOY vol.8」の中の「保存版特集 ヤマトイワナ」の内容の一つです。(記事の画像の掲載については山と渓谷社の許可を得ています。)


最新のイワナ論文(Yamamoto et al. 2023 Phylogeography of a salmonid fish, white-spotted charr (Salvelinus leucomaenis), in a historically non-glaciated region in the northwestern North Pacific )をもとに日本におけるイワナの遺伝子的なグループ分けやヤマトイワナの実情を明らかにしています。


「保存版特集 ヤマトイワナ」をまとめ上げたライターの若林輝さんによれば、「シン・イワナ地図」というタイトルは雑誌「山と釣り」で過去に掲載された記事「混沌の岩魚地図」をもとにしつつ、論文の共著者 渡辺勝敏さんのXポスト中の「シン・イワナ」という言葉を拝借しつけたそうです。(山形イワナ地図が元ではなかった!残念(笑))


シン・イワナ地図はヤマトイワナ特集の内容の一つではありますが、日本のイワナ全体について広く知ることができるため、非常に勉強になる内容です。


イワナ好き、魚好き、あるいは地理が好きの方、ぜひ読んでみてください。



追記


名前こそ少し似ているものの、シン・イワナ地図と、イワナの外見的な多様性を広く一般の人に伝えようとする山形イワナ地図とは、少し趣旨が違ってます。


しかしながら、各河川のイワナを大切にしていきたいという思いは両地図に共通しています。


住んでいる場所や立場は違っていても、イワナ地図制作に携わってている人は皆、イワナ愛に溢れていると思います。

サケ科魚類研究会

山形県内をフィールドとして活動するサケ科魚類研究会(SSA)の公式ウェブサイト。サケ科魚類研究会(SSA)は、漁業者、行政といった既存の利害関係者ではなく、「魚好き」という新たな立場から、サケ科魚類やそれらが生息する河川を良い形で未来に繋ぐことを目標に活動しています。

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