Kamuro Fishermans Lodgeの工事現場を見学してきました

金山町に開業予定の山形県内初となる管理釣り場Kamuro Fishermans Lodgeの工事などを見学に行ってきました。


Kamuro Fishermans Lodgeは金山町のイワナ・ヤマメの養殖を行う神室トラウトファームさんが運営します。



神室トラウトファームでは金山町の河川由来のイワナ・ヤマメが継代飼育されており、その魚たちが金山川に放流されたり、県内の旅館等に出荷されたりしています。



これは、以前金山川で釣ったヤマメで、おそらく神室トラウトファーム由来です。


同じ放流ヤマメでも、他所のではなく金山川の遺伝子が流れているヤマメと思うと、ちょっと見方が変わります。


Kamuro Fishermans Lodgeでは神室トラウトファームで育ったイワナ・ヤマメやニジマスが釣れるそうです。





Kamuro Fishermans Lodgeを開業するにあたっての思いを神室トラウトファームの池田さんに伺いました。


ー どうして、Kamuro Fishermans Lodgeを計画するに至ったのですか。

池田さん:養魚場の見学に近隣の小学生が来るのですが、そもそもイワナやヤマメといった川に棲む魚を知らないということがよくあります。最近の子どもたちは川は危ない場所だということで、近づくことも許されないような現状があり、このままでは人々の魚離れや川離れがより進み、魚や川を守ることがより難しくなってしまいます。Kamuro Fishermans Lodgeは子どもや釣りにあまり親しんだことのない人が、釣りや魚・河川に親しむきっかけとなるような場所を、神室トラウトファームの資源を活かしてつくりたいと思い計画するに至りました。釣りを楽しんでもらうことはもちろんのことですが、魚に親しみを持ってもらえるように、魚の成長過程を学べるような仕掛けも準備したいと考えています。


ー Kamuro Fishermans Lodgeをどのような場所にしたいですか。

池田さん:釣り場の近くに車横付け可能のキャンプサイトを併設するので、デイキャンプを楽しみながら釣りをすることもできます。家族でのんびり、友達とまったり楽しんでもらえます。


また、養魚場であることですが、水棲昆虫が羽化する時期、突然飼育している魚たちが騒ぎはじめるんです。そういった、四季の魚の様子の変化はKamuro Fishermans Lodgeでも味わうことができると思います。そういう光景をのんびりとコーヒーを飲みながら観察するなんていうのも良いですね。


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Kamuro Fishermans Lodgeはもともとは田んぼだった場所で日々工事を進めています。グランドオープンは2024年9月。


池田さんは「一人でも多くの人に山形で初めての管理釣り場が出来上がっていく過程を共に味わってもらいたい」と、工事等の見学は大歓迎だそうです。


管理釣り場の立ち上げという滅多にないイベントに立ち会ってみてはいかがでしょうか。


サケ科魚類研究会

山形県内をフィールドとして活動するサケ科魚類研究会(SSA)の公式ウェブサイト。サケ科魚類研究会(SSA)は、漁業者、行政といった既存の利害関係者ではなく、「魚好き」という新たな立場から、サケ科魚類やそれらが生息する河川を良い形で未来に繋ぐことを目標に活動しています。

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